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1469年建立。もともとはお隣の犬ノ島の中腹に祀られていましたが、大阪築港造営に際して採石が盛んになった1899年(明治32年)に犬島本島の現在の場所に遷宮しました。末社に荒神社、金比羅宮、水神社、山神社、犬石明神、祇園社があります。
犬ノ島頂上にある高さ3.6m、周囲15m余りの巨石。その昔、菅原道真公が左遷先である九州の太宰府に向かう途中、嵐に遭いました。どこからか聞こえてくる犬の鳴き声のする方向に進むと、この島に辿り着き助かったと言われています。このことから、死んだ愛犬が犬石となって道真公の命を助けたと伝えられ、この伝説は「犬島」という名前の由来の一説にもなっています。以前は毎年5月3日に犬石様のお祭りが行われておりましたが、現在は、犬ノ島で操業する岡山化学工業の従業員·関係者以外は犬ノ島へ渡ることはできません。
1904年(明治37年)建立の大山祇命(おおやまつみのみこと)を祀る神社です。犬島の主産業であった採石業は大変危険を伴う仕事だったため、島の人々は昔から山の神様を守り神として崇拝してきました。
徳川期の大阪城再建にあたり、築城を割り当てられた各大名が自分の定紋を石に刻み込んだものを定紋石と呼びます。犬島には佐賀の鍋島藩の定紋と思われる「左三つ巴」が刻まれた定紋石が残っています。
島の南側に位置し、弓なりに約180mの海岸線が続きます。隣にはキャンプ場も併設されています。
※令和6年度以降、廃止することとなりました。
1982年(昭和57年)に完成し、犬島町内の公民館としての役割を担っています。調理場も完備されており、町内の会合や行事、お稽古、選挙の投票など様々な場面で使用されています。
真言宗の開祖である空海(弘法大師)を祀るお堂で、犬島では当番制で堂内の清掃、花の生け替え、お菓子のお供えなど、島民の手によって大事に守られています。
1985年(昭和60年)に完成。現在は毎週水曜日に西大寺の宇治医院から医師と看護師さんが、問診や薬の受け渡しのために来島していただいています。
造形家・川埜龍三(かわのりゅうぞう)氏が、おかやま山陽高校所有の海の家を犬小屋に見立てて制作した巨大パブリックアート。表面のタイルの製作には、犬島の島民も携わりました。犬島ハウスプロジェクト公式サイト